==狂牛病 (Mad Cow Disease) == === 厚生労働省による情報提供 === -「牛海綿状脳症(BSE)関係」ホームページ(Q&Aなど) http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/bse.html === プリオン専門調査会 === * 内閣府食品安全委員会の配下に設置された、狂牛病問題を議論する調査会? * 座長は吉川泰弘氏。 === 各人の見解 === ==== 金子清俊教授 ==== * 金子清俊教授はプリオン調査委員会の副座長 * 「昨年12月の輸入再開の決定は、きちんと評価していない部分が多すぎて、科学的評価の結果とは言い難いものです。私自身の中で、科学的なスタンスからは(輸入再開を決定するには)厳しかったものが、別のスタンス(政治的な理由)から結論を決められてしまい、(私たちが調査して来た)科学的な結論を変えざるをえなかったのが正直なところです。(私の見解は)きちんと答申書にも盛り込みましたけど、(結果としては科学的な根拠を無視して輸入再開が決められてしまったため)、私としては、これで良しとして終わらせたくないと言うのが、今の一番の気持ちです。」([[http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/04/post_371a.html|きっこのブログ]]) * 「国民に食品安全委員会の審議について説明する場で、私自身が『米国などからの輸入再開については、国内規制の見直し同様、厳格に評価する』と説明していたのに、米国で特定危険部位の除去などが適正に行われるという前提付きの不十分な審議しかできなかった。吉川泰弘座長(東大教授)から再任を依頼されたが、責任を感じたので辞任した」([[http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060404i304.htm?from=main3|読売新聞]]) ==== 品川森一教授 ==== * プリオン調査委員会の委員。元プリオン病研究センター長。 * 「プリオン専門調査会は、政府に都合の良い結論を強引に決めようとしていると感じたので、辞任することにしました。」。」([[http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/04/post_371a.html|きっこのブログ]]) * 「省庁が望む結論ありきの委員会で、やっていられない。改選で議論に異議を唱える人がいなくなった」([[http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20060404/20060404_007.shtml|西日本新聞]] ==== 山内一也 ==== * プリオン調査委員会の委員。 * 2006年4月の再選考時に、70歳の年齢制限を理由に再任されなかった。 * 安全委事務局によると、70歳以上の高齢であることなどを除き、本人に再任を求めたが、研究に専念したいなどの理由で固辞された、としている。([[http://www.asahi.com/life/update/0404/008.html|朝日新聞]]) ==== 甲斐智惠子教授 ==== * プリオン調査委員会の委員。 * 東大医科学研究所教授 * 2006年4月に再任されなかった件について、しんぶん赤旗のインタービューに対し、「コメントは控えたい」としながらも、「再任については追って連絡するということだったが、その後通知がなく、再任されなかったと思った」と語った。([[http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-08/2006040815_01_0.html|しんぶん赤旗]]) ==== 松田岩夫食品安全担当相 ==== * 2006年4月4日の閣議後会見で「4月1日にプリオン専門調査会の委員の再任を行った。当人の意向をうかがったところ、これまで十分働かせてもらったということで代わる方がおられた。(抗議の意思でやめたとは)私は受け止めていない」 ==== 寺田雅昭食品安全委員会委員長 ==== * 2006年4月6日、「不満だからやめたとは聞いていない。私が直接話した限り、これ以上(専門委員として)精力を費やすと、研究や教育ができないということだった」 * 2006年4月6日、辞任した専門委員については、「熱心にやってくれ、感謝している。お願いしても、やらないといわれて残念だ」とし、辞任の背景について「政治的な影響など考えられない」と話した。 === 参考資料 === - [[2004.09.07食品に関するリスクコミュニケーション]]