====== 靖国神社参拝 ====== 政治問題化しやすい、政治家による靖国神社参拝に関する出来事を主に著名人の反応でまとめてみる。 ===== 2013.12.27 安倍晋三首相による参拝 ===== ==== 政権 ==== * 首相側近、米政権に反論 靖国批判は「揚げ足取り」主要 政治 2014/01/18 02:00【共同通信】  安倍晋三首相側近の自民党の萩生田光一総裁特別補佐は17日、党本部で講演し、首相の靖国神社参拝に「失望」を表明したオバマ米政権について「共和党政権の時代にこんな揚げ足を取ったことはない。民主党政権だから、オバマ大統領だから言っている」と反論した。政権中枢に近い与党幹部の発言だけに日米関係に波紋を広げる可能性がある。  講演は党青年局メンバーの会合で行われた。萩生田氏は青年局長経験者として出席した。メディアには非公開だった。  萩生田氏は共同通信の取材に対して発言内容を認めた上で「オバマ政権を非難する意図はない。日本の立場を説明する思いからの発言」と述べた。 ==== 内田樹 ==== * 内田樹@levinassien 9:22 * https://twitter.com/levinassien/status/416363295927316480 安倍首相はもしかすると「日中戦争にアメリカを巻き込むリスク」を外交カードに使って、アメリカからの譲歩を引き出すという「北朝鮮」方式を採用しようとしているのかも知れません。「何するかわけのわからない国」だと思われた方が交渉に有利ということは経験的には「あり」ですから。 ==== 米国 ==== === 米国務省も批判、首相の参拝に「失望している」 === disappointedはかなり強い表現だとされる。 安倍晋三首相には明確に表現しなければ伝わらない、ということのようである。 * YOL 国際@YOL_world 10:37 * https://twitter.com/YOL_world/status/416382184996356096 ** 米国務省も批判、首相の参拝に「失望している」**  【ワシントン=今井隆】米国務省のサキ報道官は26日、安倍首相の靖国神社参拝について「日本は大切な同盟国だが、日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに米国政府は失望している」と批判する談話を発表した。  在日米大使館が発表した声明と同内容のもので、安倍首相への厳しい言及が国務省の意向であることを示した。  米メディアも、首相の靖国参拝を引き続き批判的に報じている。ウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)は26日の社説で、「日本の軍国主義復活という亡霊を自らの軍事力拡張の口実に使ってきた中国指導部にとって、安倍首相の靖国参拝は贈り物になった」と指摘した。 (2013年12月27日10時33分 読売新聞) === 時事ドットコム:日米防衛相の電話会談中止=米が要請、靖国参拝影響か === 時事通信は朝日新聞と並んで安倍晋三首相には叙情的反対姿勢(個人的印象です :-\ なので、割り引いて考える必要はあるかもしれません。 * 時事通信 2013/12/27-20:31 * http://www.jiji.com/jc/zc?k=201312%2F2013122700809 ** 時事ドットコム:日米防衛相の電話会談中止=米が要請、靖国参拝影響か **  小野寺五典防衛相が27日で調整していたヘーゲル米国防長官との電話会談が、米側の申し入れにより取りやめとなった。防衛省関係者が同日、明らかにした。防衛省は年明けにも行う方向で、米国防総省と再調整する方針だ。米側の異例の対応について、日本側には安倍晋三首相の靖国神社参拝が背景にあるとの見方が浮上。日米関係にさらなる影響を及ぼすことを懸念する声も出ている。 ==== 欧州 ==== === 靖国参拝「緊張緩和に貢献せず」=EU報道官(時事通信 12月27日 6時10分配信 === * http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013122700036  【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表(外相)の報道官は26日、安倍晋三首相の靖国神社参拝について声明を出し、「地域の緊張緩和や、日本の近隣諸国、とりわけ中国、韓国との関係改善に貢献しない」と述べた。  声明は「慎重な外交による紛争の処理や、緊張を高める行為の自粛」が必要だと強調。関係国に対して信頼関係の構築や、「地域の長期的な安定確保」を呼び掛けた。 ==== アジア ==== === シンガポールが遺憾表明 === * 2013.12.29 18:40 * http://sankei.jp.msn.com/world/news/131229/asi13122918410002-n1.htm  シンガポール外務省の報道官は29日、安倍晋三首相の靖国神社参拝を「遺憾だ」とする声明を出した。シンガポールは、日本とも中国とも常に同じ距離を保つ外交方針を取っており、日中対立で明確な立場を示すのは極めてまれだ。  声明は、尖閣諸島や竹島をめぐる中韓との対立を念頭に「最近の一連の出来事によって、地域の緊張が高まっている」と指摘。こうした状況下での参拝は「さらなる反発感情を引き起こす可能性が高い」とした。  シンガポールは、2006年8月に当時の小泉純一郎首相が参拝した際も、遺憾とする声明を出している。  旧日本軍は1942年、英国植民地だったシンガポールを占領。抗日運動を抑え込むため多数の中国系住民を殺害したとされる。(共同)