大島健伸氏

大島氏は1948年2月、大阪府生まれの団塊の世代である。70年、慶應義塾大学商学部を首席で卒業後に三井物産に入社。独立志向が強く77年に三井物産を退社し、大手企業が進出しない金融業に目をつけた。消費者金融(サラ金)や手形割引(マチ金)は群雄割拠状態だったため、すき間分野になっていた零細事業者向け金融の商工ローンを手掛けることにし、商工ローンで急成長していた京都の日栄(現・日本保証)で金融業のイロハを修業した。