目次

TaskJuggler

概略

Windows上で動かすには

インストール

  1. configure
     ./configure 

    又は

     ./configure -prefix=/usr/local/taskjuggler --without-kde-support 
  2. make
  3. make install

configureの失敗例

checking for KDE support... yes
checking for kde-config... not found
configure: error: The important program kde-config was not found!
Please check whether you installed KDE correctly.
./configure --prefix=/usr/local/taskjuggler --without-kde-support
checking for X... configure: error: Can't find X libraries. Please check your in
stallation and add the correct paths!

make installの失敗例

/usr/lib/gcc/i686-pc-cygwin/3.4.4/../../../../i686-pc-cygwin/bin/ld: cannot find
 -lresolvmake[2]: *** [libtaskjuggler.la] Error 1
make[2]: Leaving directory `/taskjuggler/taskjuggler'
make[1]: *** [all-recursive] Error 1
make[1]: Leaving directory `/taskjuggler'
make: *** [all] Error 2
 再現条件ですが、ホスト OS が Windows 2000 で、NTFS をお使いで、
マイクロソフトのセキュリティ情報 MS02-064 の対策として示されてい
る以下と同等の制限を C:\CYGWIN のインストール先 C:\ に設定されて
いるのだと思います。
(もちろん想像ですが、現象がそっくりなので確信しています。^^;)

    Administrators:
      フル コントロール (このフォルダ、サブフォルダおよびファイル)
    CREATOR OWNERS:
      フル コントロール (サブフォルダとファイルのみ)
    Everyone:
      読み取りと実行 (このフォルダのみ)
    SYSTEM:
      フル コントロール (このフォルダ、サブフォルダおよびファイル)

 一方 cygwin は 1.3.13 以降、NTFS セキュリティ機構を利用して 
unix 風のセキュリティ機構をエミュレートする ntsec パッチと呼ばれ
る機能が、環境変数 CYGWIN に ntsec と指定しなくてもディフォルトで
有効となりました。
 このため、環境変数で CYGWIN=nontsec 設定を行わなければ、上記条
件を満たした環境に cygwin をインストールすると、各ファイルの実行
権が、インストール先のアクセス権に基づいて、
「 -rwx------+   1 Administ xxxx ...」というパターンになります。

 対策ですが、ファイルのアクセス権を気にしなければ、環境変数で 
CYGWIN=nontsec を設定するのが簡単です。cygwin 1.3.12 以前のリリー
スを、環境変数 CYGWIN を意識せず使っていたのであれば、これで同じ
雰囲気になります。

 ntsec 機能を有効にして運用する場合は、C:\ のセキュリティ設定を 
Windows XP のディフォルトに倣えば、とりあえず OK です。
 セキュリティ情報 MS02-064 対策の設定に加えて、以下の設定を追加
してやります。

    Users
      読み取りと実行(このフォルダ、サブフォルダおよびファイル)
    Users
      フォルダの作成/データの追加(このフォルダとサブフォルダ)
    Users
      ファイルの作成/データの書き込み(サブフォルダ)

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北島雅博(かとんぼ)
mailto:katonbo@katontech.com
http://www.katontech.com/