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マレーシア航空機事故

概要

  • 2014/03/08、マレーシア航空機370便(ボーイング777-200型機)が乗員乗客239人を載せたまま消息を絶ち、3日経過しても所在が不明、何が起こったかさえも不明の状態となっている。
  • テロリストによる自爆テロ、中国機による撃墜など憶測を読んでいるものの、手掛かりはなし。

特異な状況

  • 緊急事態を自動的に知らせるシステム、位置情報を発信するシステムが搭載されているが、これらの信号を一切受信できていない。
  • フライトレコーダーは水に浸かると、捜索用の音波を発信するが検出されていない。(尚、フライトレコーダーは1100℃の高温、水深6000mの高圧に耐える設計となっており、電源は1ヶ月間持続する)
  • ELT(緊急時の救難信号発信装置)からの信号も検出されていない。(尚、ELTは衝撃を受けた際に衛星を通じて周辺各国に自動的に位置情報などを発信する)
  • 航空機の破片などが発見できない。
    • 2014/03/09 ベトナム空軍機により扉のような形をした白い浮遊物が発見されている。
    • 2014/03/09 油が漏れたような海上の痕跡が発見されている。
  • 乗客名簿中の3人が、搭乗券は発行されているが、本人が旅客機に搭乗していない。
    • 2014/03/10 インターポール=国際刑事警察機構は、イタリア人男性、オーストリア人男性の2人のパスポートは、盗難・紛失データベースに登録されていたと発表。「不明のマレーシア機 各国参加し捜索続く NHKニュース」 (Link)

経緯

  • 2014/03/08 午前0時21分クアラルンプールを出発。 「情報BOX:消息不明のマレーシア航空機、離陸から現在までの経緯 | Reuters」 (Link)
  • マレーシア航空のMH370便が現地時間8日午前0時21分(GMT7日午後2時21分)にクアラルンプールを出発。中国・北京には8日午前6時半(GMT7日午後10時半)に到着する予定だった。同機はボーイング777―200型機で、乗客227人、乗員12人の計239人が搭乗していた。
  • マレーシア航空と同機との連絡が、離陸後1─2時間の間に途絶える。同機からの遭難信号は出ておらず、当時の天候は良好。
  • 航空管制官との最後の交信が確認されたのは、マレーシアのコタバル沖120カイリの位置だった。
  • ベトナム民間航空局(CAAV)は、同機がマレーシアとホーチミン市の上空を飛行するGMT7日午後5時21分に、予定されていた連絡がなかったと発表。
  • 航空機の運航情報を提供するフライトアウェア・ドット・コムによると、同機は離陸後に北東に進み、高度3万5000フィート(約1万メートル)まで上昇。その1分後、上昇途中だった同機が追跡記録から消えた。
  • 2014/03/09 マレーシア航空機が出発約50分後に消息を絶ち行方不明に。「マレーシア旅客機 夜通し捜索も手がかりなし NHKニュース」 (Link)

マレーシアのクアラルンプール国際空港から中国の北京に向かっていたマレーシア航空370便のボーイング777型機は、出発からおよそ50分後の8日未明、南シナ海の上空で消息を絶ちました。マレーシア航空によりますと、旅客機には乗客・乗員合わせて239人が乗っていて、このうち乗客は中国人やマレーシア人など15の国と地域の人たちで、日本人は含まれていないということです。

  • 2014/03/10 不審な物体を見つけたとの報道があった。(が、後に否定される。)「マレーシア機の残骸発見か、不正旅券で2人搭乗 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)」 (Link)

クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空370便(ボーイング777―200型機、乗員・乗客239人)が8日に消息を絶った事故で、ベトナム紙ティエンフォン(電子版)などによると、ベトナム海軍機が9日、南部トーチュ島の南南西80キロの海上で不審な物体を見つけた。

  • 2014/03/10 事件から2日経過してもまるで何が起こったかが不明であるという特異な状態にある事が報道されている。「爆発?失速?…マレーシア機不明、謎深まる : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)」 (Link)

 マレーシア空軍によると、同機は離陸から約50分後の8日午前1時半頃、高度約3万5000フィート(約1万メートル)を安定飛行中、レーダーで捕捉されなくなった。空軍は9日の記者会見で、レーダーの航跡から「同機は引き返そうとした可能性がある」と話し、何らかの異常があったとの見方を示したが、マレーシア航空は「異常を知らせる交信は全くなかった」と説明する。

 航空アナリストの杉浦一機・首都大学東京客員教授は、「仮にエンジントラブルや火災があったとしても、計器に異常が表示されるし、操縦士が何の連絡もできないことは考えられない」と話す。同機は両方のエンジンが止まっても滑空でき、いきなり急降下したり墜落したりすることはないとし、「持ち込みが制限されている物質が紛れ込んで事故が起きたか、あるいはテロの可能性も排除できない」と指摘する。

 航空評論家で元日本航空機長の小林宏之さんも「巡航高度での事故は通常考えられない。非常事態を知らせる信号を発する間もなく、操縦不能になったか、急激な破壊があったのではないか」と推測し、「突然の爆発や計器故障による急な失速などが考えられる」と分析した。

  • 2014/03/10 マレーシア空軍によるレーダー解析により旅客機がマレーシア方面に引き返そうとした可能性がある事が判明。「マレーシア機不明から丸2日 広範囲で捜索 NHKニュース」 (Link)

マレーシア空軍の担当者は9日の会見で、軍のレーダーの解析から、旅客機がマレーシアの方向に引き返そうとした可能性があると説明しています。

  • 2014/03/11 盗んだパスポートで渡航しようとした男性の少なくとも1人は事件との関係は薄い模様とのこと。「盗難旅券使用の1人はテロと関係薄 不明のマレーシア航空機 | newsclip (ニュース、ASEAN、その他のニュース)」 (Link)

【マレーシア】消息を絶ったマレーシア航空機に盗難旅券で他人になりすました2人が搭乗していた問題で、マレーシア政府は10日、オーストリアの盗難旅券を行使した乗客が19歳のイラン人男性で、テロ組織に属している可能性は低いとの認識を明らかにした。

 シンガポール紙ストレーツ・タイムズ(電子版)が伝えた。

 イラン人男性は最終的に母親が待つドイツのフランクフルトに不法移民目的で向かおうとしており、母親も息子が他人の盗難旅券を使用していることを知っていたという。  盗難旅券で搭乗したもう1人については、まだ身元が明らかにされていない。

 機体の捜索作業は11日も続いたが、同日午後まで手掛かりは全くつかめていない。マレーシア航空は、陸上も含め、捜索範囲を拡大することにしている。