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チベット暴動

2008年3月14日、チベット自治区の中心都市ラサ1)で、中国の統治に反対する僧らによる大規模な抗議活動が行われているが、これに対し中国の人民解放軍が市内の三大僧院を包囲しており、抗議活動の激化が懸念されている。

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背景

  • 19年前の1989年、チベットで漢民族支配に抗議するラマ僧のデモが頻発した。事態収拾のためチベット自治区書記として派遣されたのが、若き日の胡錦濤国家主席だった。胡氏はラサに戒厳令を敷き、強硬路線を前面に押し出して騒乱を鎮圧した。彼はこのときの「功績」が認められて出世の階段をかけあがっていく。産経新聞記事より

きっかけ

読売新聞社が電話で尋ねたチベット族男性によると、3月14日の暴動のきっかけとなったのは、中国当局の警備車両が群衆の中に突っ込んだことだったという。男性の同僚は同日午後3時ごろ、ジョカン寺の西にある金谷ホテル近くに展開していた装甲車4台のうち、緑色の1台が群衆に突っ込み、市民が次々に倒れるのを目撃。軍のトラックが倒れていた100人以上を収容して、どこかへ搬送して行った。この後、怒ったチベット族たちが漢族の店などに焼き打ちをかける騒ぎに発展したという。

中国当局による報道規制

以下はオフィスマツナガさんのところより。

  • 衛星テレビの電波障害
    • 北京にある産経新聞中国総局の衛星テレビには3月14日ごろから、電波障害が起きるようになった。CNNやNHKなどの外国のチャンネルをつけていると、チベット関連のニュースが始まった途端、画面が消え音声も消える。次のニュースが始まるまでこの状態が続く。こうした現象は中国全土で発生している。
  • 外国人ジャーナリストの強制退去
    • AFPのカメラマンは、国境からネパール側に200メートル入った地点にいたにもかかわらず、 私服と制服の治安当局者10人に囲まれ、撮影した写真の消去を迫られた。 【AFP
    • 中国当局が情報封鎖のため、外国人のチベット入りを禁止した措置は、外国メディアから厳しく批判されている。3月17日夜の外務省の会見では「記者の安全を守るという理由なら、なぜ中央テレビを許可したのか、不公平ではないか」といった抗議が殺到したという。
    • 香港のTVBなどによると、十七日未明、記者の滞在先のホテルに当局者が訪れ「ラサでの取材は違法だ」として、同日午前の飛行機で退去するように命令。映像や写真は消去され、当局が用意した 航空券を渡され、飛行機に乗せられた。 【デイリースポーツ
  • インターネットの遮断
    • 中国政府は17日までに、米動画投稿サイト「ユーチューブ」を中国内で利用できないよう、インターネット経由での接続を遮断する措置を講じた。米ネット大手グーグルやヤフーが運営する各ニュースサイトも閲覧が難しい状況。グーグルのサイトではネット検閲も実施され、検索キーワードに「チベット」「ダライ・ラマ」と入力すると結果が表示されない。 【時事通信
  • チベット支援団体の活動妨害
    • チベット(Tibet)人を支援する各国の人権団体は19日、発信者不明の大量の電話やウイルス感染した電子メールによる活動妨害を受けた。【AFP

北京五輪聖火リレーの妨害行動

1)
英語表記:Lhasa

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