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+  * 脱原発論者のうち、一定数、論理ではなく感情（たぶん恐怖か不安）に駆られて脱原発を唱えている人が居るように思うのだが、田中秀征氏も感情論派のように見える。
+  * 今回の都知事選で脱原発候補の宇都宮健児氏と細川護煕氏を足しても舛添要一氏に届かなかった、という事実に対し、「では脱原発の流れが失速したのかというとそうではない。むしろ今回の選挙を経て一段とその勢いは強まった印象を受ける。実際、宇都宮健児候補と細川護煕候補の得票を合算すると舛添要一候補の得票に迫っている。」と論じている。
+  * 自覚的か無自覚かは分からないのだが、脱原発の路線が正しいとの信念がまずあって、それを補強するように事実収集をしているように見える。
+  * そういう解釈もありうるとは思うのだが、少なくとも「二人足しても一人に及ばなかったのだから惨敗でしょう」という反論を想定して論理を組み上げる程度の冷静さがあって良いのではないか。