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アビリーンのパラドックス

ある八月の暑い日、アメリカ合衆国テキサス州で団欒中の家族の一人が53マイル離れたアビリーンへの旅行を提案した。 誰もが(提案者でさえも)その旅行を望んでいなかったが、皆、自分以外の家族は旅行をしたがっていると思い込み、誰もその提案に反対しなかった。 道中は暑く、埃っぽく、快適ではなかった。 提案者を含めて誰もアビリーンへ行きたくなかったということを知ったのは、旅行が終わった後だった。

  • 上述のように、集団のメンバーの誰もが望んでいないにも拘らず、誰もが反対しなかったために、誤った結論へ導かれてしまうという現象を指して「アビリーンのパラドックス」というらしい。
  • 全員が他人の動向・心情のような「空気」を誤まって忖度し、間違った結論に導かれる現象。