オリコが2000億円の赤字に転落
2007年2月15日(木) |
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信販会社のオリエントコーポレーションは、2007年2月15日、2007年度3月期連結決算が大幅な赤字(純損失が2000億円台)となり無配に転落すると発表した。
赤字の理由
赤字の理由は以下のとおりと発表されている。
- 利息制限法の上限金利を上回る「グレーゾーン金利」の廃止
対策等
資本の大幅な減少への対策
- 主力取引銀行のみずほフィナンシャルグループに対しグループ会社入りを前提に資本増強の協力を要請。(事実らしい)
- みずほFGと資本・業務提携しているクレディセゾン等との関係強化。(想定)
今後
- 個人向け融資の金利引き下げ・総量規制などで収益の悪化が予想されるため、将来の黒字を前提に計上していた「繰り延べ税金資産」を取り崩す
これまで
経緯
- 2006年10月にも純利益予想を560億円から392億円に下方修正。この時点ではグレーゾーン金利部分に関する顧客からの過払い金利返還請求に備える引当金を126億円積み増していた。